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花野

気持ちのいい秋晴れになった。
一週間ほど前はまだ暑くて、こんな爽やかな日を想像できなかった。

自転車でその辺を散策した。
車では通らない小さな路地を探して進む。
『この道をどこまでも行けばあのお店の前に出るんだ!』そんな発見もある。

住宅が途切れたところに『ハナトラノオ』が咲き乱れている場所があった。
こぼれ種で増えて行ったのか、どこまでも続いている。

踏み入りて花野の色に紛れけり  稲畑汀子

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もう少し行くとぺんぺん草の群れ!
みんな一緒に風になびいている様子は見ていて飽きない。
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その奥はお盆の頃に咲くミソハギが咲いていた。
禊をするときにこの花を束ねて使ったことから付いた名前だと記憶している。

亡き人にめぐり逢へさう花野かな 松岡和子
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どんどん奥まで歩いていたら、私の自転車が小さく見える場所まで来ていた。
あちらこちらが宅地化され、こんな花野も珍しくなった。
随分前おばあさんが耕していた畑も荒れていた。
夏でも着ぶくれして麦藁帽子をかぶって頑張っていた後ろ姿が懐かしい。
見上げると沢胡桃の大木に、青い実が付いていた。
大風が吹けば地面に落ちる。
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名残の朝顔が咲いていた。青空の下で嬉しそうに咲いていた。
古代紫のこの朝顔の種を持っている。
来年は種を蒔いて朝顔を咲かせたいと思った。
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カレーライス

お昼にカレーを作った!
夏に収穫して冷凍しておいたイタリアンパセリを入れたせいかとても美味しいカレーになった。
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# by hanamomo60 | 2023-09-24 20:04 | 日々のこと | Comments(0)

彼岸中日

今日はお彼岸中日、起きてすぐもち米を浸し、冷凍庫から少し前に作った漉し餡を出した。
秋彼岸には枝豆でずんだおはぎを作ることにしている。
昨日茹でて塩を振り冷蔵庫にしまっておいたが、私が夕食に食べ過ぎたせいで、残り少なかった。
ずんだだけは当日に作る。
枝豆の風味を大切にしたいからだ。
莢から豆を出し、豆の薄皮を剥き、お砂糖と塩を少々入れブレンダーをかける。
母に食べさせたいのでなるべく豆の粒々が残らないように丁寧にかけた。

買い物から帰ったら、もち米が炊きあがっていて、それを半搗きにし、塩を少し混ぜて丸めた。
餡子のおはぎ以外には餅の中に小さな餡玉をしのばせる。

黒胡麻を買い忘れたので、今日は金すりごま、きなこ、青海苔、ずんだ、餡子の五種類になった。
(おはぎをのせたトレーは秋田県由利本荘市の組子細工)

誰彼の面差し偲ぶ彼岸かな  大橋晄
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おととし11月私はブログに祈りのかたちという題の記事を載せた。
毎朝、お水を供え、庭に咲く季節の草花を飾り一日の無事を祈る場所となっている。

随筆家の山本ふみこさんのブログを拝見して『なるほど』と思うことが書いてあった。
その祈りの場所をどう呼ぶか、ずっと迷っていたが、山本さんのお宅にもそんな場所があることを知った。
そして彼女はその場所を『こころを寄せる場所』と表現していたのだった。
素敵な呼び方だな~と早速真似させてもらうことにした。

彼岸に渡ってしまった方々の面影をしのび、手作りのおはぎをこころを寄せる場所にお供えした。
ただ、私の父だけは『これは苦手だな~』と言っているような気がする。
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晩ごはん

甘いかぼちゃで作ったパンプキンマカロニサラダ。
母も食べるので茹でたマカロニを刻むのが大変だった。
胡瓜、にんじん、玉ねぎを千切りにして入れた。
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30センチもある長茄子を頂き、切り目を入れて油を敷いたフライパンでじっくり焼き、生姜醤油をかけた物。
じっくり焼くことで、茄子がとろとろに柔らかくなり、秋茄子の美味しさを味わった。
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目抜きの味噌漬け
味噌漬けにすると大抵のお魚が美味しい。
味噌の焦げる香りが新米にはとても合う。
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# by hanamomo60 | 2023-09-23 19:14 | Comments(6)

すすき

慌ただしい金曜日だった。
昨日の雨は少し心配だったが、夜も降ることなく朝はからりと晴れた。

電気代の高騰により、我が家は2月に電気温水器を取り外して灯油ボイラーを新設した。
その後5月の初めに灯油タンクを満タンにし、4か月半が過ぎた。
電気のままにしていたらかなりの出費になっていたことだろう。
今回は早く切り替えて正解だったような気がする。

暖房をするのはまだ先だが、タンクの灯油が4分の1ほどになったので今日150ℓの灯油を入れてもらった。
灯油代は高く17000円ほど支払った。
朝晩涼しくなったので、そろそろ灯油を準備しないと落ち着かない季節になった。

母の車椅子を新しくしたので、福祉用品の人も午後からやって来た。

その後、今週最後のスケジュールの母の訪問リハビリがあった。

ベランダいっぱいに干した洗濯物を取り込むとき、隣の敷地に生えたすすきに西日が当たってきれいだった。
一五夜は1週間後の29日、それまできれいに咲いていて欲しいな~。

すすき揺れひぐれをせかせゐたりけり 豊田都峰
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お隣の庭の隅っこには夏の名残の可愛い朝顔が這っていた。
種が出来たらいただこうと思っている。
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きれいな夕焼け(夕方5時45分ごろ)

昨日の洗濯物が乾いたようなのでロフトに取りに行くと、窓からきれいな夕焼けが見えた。
カメラを持ってまた上がり撮った一枚。
日没がはやくなった。
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# by hanamomo60 | 2023-09-22 21:25 | 季節の木、花、草、鳥 | Comments(0)

秋桜

コスモスの「はないちもんめ」に揺れにけり  田中嘉信
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コスモスや住み古る家を彩れる   内田梢
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群衆のなかのさびしさ秋桜   波多洋子
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おとといの午前中の散歩で大好きな秋桜をたっぷり見た。
程よい風が吹いていたので、揺れる秋桜、おとなしい秋桜などいろいろな表情が見られた。
秋桜の咲く小径の帰り、今年初めておみなえしの花も見つけた。
あけびの棚の下で風に揺れていた。
秋桜とおみなえし、それに鮮やかな百日草を何本か入れて作った花束はきれいだろうな~。

風あればゆだぬるばかり女郎花   森清堯
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晩ごはん

秋田市では今日も雨が降った。
7月の大雨の時のようにスーパーに行く道路が冠水してしまったりすると大変なので、母が出かけた後銀行と食料の買い物に出かけた。
2-3日分の食べ物を買っている間も雨脚は強くなかなか止まなかった。
スーパーに行って驚いたのだが今年はあちらこちらで日照りや雨の被害が出ているからか、野菜の値段が高騰していた。

少し大きめの秋刀魚があったので、さっそく晩ご飯に焼いた。
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ピリリと辛い夏大根をおろし添えて食べた。
やっぱり大きいと身がふっくらしていて美味しかった。
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# by hanamomo60 | 2023-09-21 19:59 | 季節の木、花、草、鳥 | Comments(6)

彼岸入

『暑さ寒さも彼岸まで』というが、今年はいつまでも蒸し暑い日が続いている。
昨日の午後の大雨はあの7月の大雨を思わせるひどいものだったが、幸い私の住んでいる地域は大丈夫だった。
今回はこの前とは違う地域が冠水したらしい。
昨日の午後、強い雨と風で形がわからなくなった隣の庭木。
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今年の夏は終わりそうだが、雨の降り方やこの夏の猛暑を考えると、これからの夏はいつもの北東北の涼しい夏は期待できないような気がしてきた。
彼岸の入りの今日も我が家はエアコンの除湿をつけて過ごしている。

朝、母とお彼岸に何を作るか話をする。
おはぎは中日に作ることにして、今日はお赤飯を作ることにした。
起きてすぐもち米を洗い水に浸す。
天甲小豆(てんこあずき)を圧力鍋で煮だし、もち米を豆の煮汁につけておく。
小豆の量が多ければもち米は紫色に近い色に染まるが、今日はほんのりと付く程度にした。

庭で育てた水茄子が二つと小さなピーマンも収穫できた。
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浅漬けの出来上がり!
皮がパリッとしていて中が柔らかく本当に美味しかった。
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彼岸

お赤飯の他ににんじんとこんにゃくの煮物、カツオのたたき、くだもの

水たまりいくつも出来て彼岸入 根橋宏次
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# by hanamomo60 | 2023-09-20 20:43 | 季節の行事 | Comments(4)


暮らしに花を


by hanamomo60

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