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寒戻る

午前中、久しぶりに雪が降った。
訪問看護師さんが来る頃は真っ白になるほど降っていた。
でも帰る頃には太陽が出てきて、雪はほとんどとけてしまった。
これを何度か繰り返し、春が少しずつ近づいてくる。


春寒といふ薄紙をまとひたる  戸栗末廣

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お昼ご飯に母が温かい素麵が食べたいというので、新玉ねぎと三つ葉とにんじんで少しだけかき揚げをした。
私は炊き立てのご飯にかき揚げをのせて甘辛のたれをかけて食べた。
昨日漬けたピクルスをサラダ代わりに食べたらさっぱりしてとても美味しかった。
母からもらった小さな重箱の蓋には春蘭の絵、本物を見たいものだといつも思うこと。
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冷凍の海老ですりみ焼き
海老とはんぺんを合わせてすり身にし、油でゆっくり焼いたもの。
今夜は細かくしたねぎを混ぜて焼いた。
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青海苔をかけてお醤油をつけながらいただいた。
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# by hanamomo60 | 2024-02-07 21:37 | 日々のこと | Comments(2)

快晴

朝6時半前、東の空の色。
外はマイナス3度、今日は快晴になるだろう。
今朝の日の出は6時43分となっていたから日の出の少し前の空。
我が家のランプの灯りが窓に写っている。
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食卓の窓から光が差し込む。
朝ご飯を食べる。
鮭のおにぎり、大根とお豆腐の味噌汁に三つ葉を浮かべた。
キャベツと小松菜とにんじんの油炒めに目玉焼き
食べていると微かに聞こえる渡り鳥達の鳴き声、数日前から大移動が始まっている。

春近し鳥影よぎる朝の卓  吉村さよ子
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朝ご飯のあとピクルスを作った。
胡瓜・人参・大根・新玉ねぎは少し入れて香りづけ・キャベツの芯・柚子胡椒
明るい陽射しに誘われて作った!
快晴_b0397181_17341006.jpg
午後、眠そうにしている母の髪を切った。
疲れてしまったようなので、シャンプーはやめてドライヤーで短い髪の毛を飛ばして着替えさせた。
これでチカチカしないはず。
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関東方面は昨日から雪で、滑って転んだ人が沢山出たとニュースで聞いた。
低気圧がない日本海側は雲一つない快晴でとても気持ちがよかった。
冬は晴天が続く太平洋側からの贈り物のような一日だった。

日本海側に青空春近し  浅利恵子

晩ごはん
人参としらたきの子和え(生の真鱈の子)
鱈のバターソテーと菜の花

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# by hanamomo60 | 2024-02-06 19:24 | 自然 | Comments(4)

道明寺のさくら餅

先日デパートで30%オフで買った道明寺粉で桜餅を作ってみた。
道明寺粉は一度蒸したもち米を5分の1程度の大きさに粗く引いてまた乾燥させたもの。


桜餅の葉は塩漬けにしたオオシマザクラの葉だそうだ。
私はてっきり八重桜の葉だとばかり思っていた。
八重桜は花も葉もとても香りがいいのでこれもさくら餅に使えるそうだ。
友人のところで八重桜の花を採らせてもらった事があった。
花を採ったり葉を採ったりしている間中『さくら餅』の香りがしたのを覚えている。
道明寺のさくら餅_b0397181_15585060.jpg
秋田でさくら餅と言えば小麦粉で作るクレープみたいな皮に漉し餡が入ったもの。
年が明けると『さくら餅あります』と書かれた半紙が和菓子屋さんの店先に貼られる。
道明寺のさくら餅_b0397181_15592508.jpg
秋田では道明寺粉で作ったお餅も売られている。
上のものは「さくら餅」として、道明寺粉のものは『道明寺餅』と名前がついている。

立春なので少しだけ食紅でピンク色に染めた。
先日作って冷凍していた餡子を丸めお餅で包んで桜の葉で巻いた。

菓子鉢は梅柄の志野焼、転勤先でどなたかの叙勲のお祝いのお返しで頂いたもの。
甘い道明寺のお餅を塩気のある葉で包むことで味のバランスも整う。

道明寺のさくら餅_b0397181_15590583.jpg
出来立てのさくら餅は葉の塩味も効いて、とても美味しかった。
秋田で多く食べられているクレープのような皮は焼かなければならないが、道明寺の桜餅はお湯を入れて蒸らすだけでできてしまう。
桜餅の葉はまだあるが、ふと思いついて、あの日塩漬けした花を飾ったものも作ってみた。
八重桜の蕾を塩漬けしたもの、とてもいい香りがする。
道明寺のさくら餅_b0397181_15585655.jpg
桜の葉がない時はこんな風に作るのもいいかもしれない♬
お花を少しずつ食べながらお餅を食べてみた。
葉がない分食べやすい!これも美味しかった♬

さくら餅の食べ方も人それぞれで、葉を巻いたまま食べる人、葉は静かに剥がしてお餅だけ食べる人・・・・・。
そんな様子を詠んだ句が沢山あった。
皆様はどんなふうに召し上がっていらっしゃるのだろう?

葉を食べる食べぬ論争桜餅 大堀賢二

剥ぐべきか剥がざるべきか桜餅 和田紀夫

さくら餅葉を食べるひと食べぬ人 田原陽子
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# by hanamomo60 | 2024-02-05 20:34 | 美味しいもの | Comments(2)

立春

近所のお宅の玄関先には『立春大吉』と書いたお札が張られている。
お正月にお寺さんから配られるものだそうで、一年間の魔除けになると今は亡きおばあちゃんが言っていたことを思い出した。
『立春大吉』という4文字は左右対称で縁起がいいのだそうだ。
今日は雪も降らず、二月とは思えないほどの青空だった。
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我が家の節分の海苔巻き

今年も干瓢や干ししいたけが入った甘い海苔巻きと私の好きなサラダ系海苔巻きを作った。
酢飯を作り、冷める間に中の具材の準備。
ほんのり甘い玉子焼きを作り、干瓢・干ししいたけ・にんじんを甘辛く煮る。
あとはカニカマ・ツナマヨ・アボカド・わさび菜・胡瓜・青紫蘇など準備。
わさび菜はピリリと辛みがあって、よく水気を切って巻くととても美味しい具材の一つになる。
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まつさらな春よ立春の午前四時  林翔

海苔は半分に切って中巻くらいの大きさに巻く。
大根の赤梅酢漬けも彩に加え、今年の巻きずしはこんな顔ぶれになった。
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母は海苔巻きよりちらし寿司がいいというので甘い具材だけ刻んで作った。
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中巻なので二口程度で食べられていい。
全部食べ終わってから、あ!そういえば・・・・・ネギトロ巻きがない!
ネギトロは冷蔵庫のチルドルームに入れて忘れてしまった。
美味しいネギトロは今日のお昼に手巻きにして食べた。
海苔巻き好きの夫からは週一で作ってと頼まれたが、私の気が向いた時にとやんわり断った。

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丸々太った鰯も焼いたが、私は青い魚をあまり好まないので別の物にした。
暦の上での春だが、週間予報でも猛吹雪などはなさそうでほっとしている。

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# by hanamomo60 | 2024-02-04 17:47 | 季節の行事 | Comments(4)

節分

二月の異名『如月』は更に着るものを重ねることから付いたという。
今日もそんな一日だった。

今日は節分、豆を撒く日。
我が家ではみんなで晩ごはんを頂いてから豆撒きをすることが多かったが、今年はお昼にしてみた。
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今年も92歳の母に豆を撒いてもらった。
超がつく『シャイ・ガール』なので、掛け声は娘の私が担当した。
初めは蒔き手も控えめだが、私の声とともに撒き手もだんだん大胆になる。
豆を拾うのは夫にやってもらった。
ちなみに鬼も夫の役目で、拾いながら食べていた。
オーガニックの殻付きピーナッツを買ったが、違いはわからない、ハズレの豆も混じっていた。
『まずは健康で明るい一年にしたい』そんな思いで『鬼は外、福は内』

恙なきことが福なり鬼やらひ   西出俊子
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我が家のリビングの棚の上の招き猫ちゃんたち。
大きな張り子の猫は腕が動く仕掛けになっている。
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雉がひょっこり現れた

ごみを出そうと外に出たら、何やら動くものがいた。
静かに目を凝らしてみたら、雉のメスが見えた。
このあたりは小高い場所だったから、暮らし始めたころはもっとたくさんの雉に出会っていた。
カメラを持ってきて近くによると、そっと木の陰に隠れ、それを何度か繰り返してやっと撮った一枚。

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# by hanamomo60 | 2024-02-03 19:16 | 季節の行事 | Comments(4)


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by hanamomo60

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