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<   2019年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧

寒中のアイスクリーム

あと数日で寒が明ける。
思いがけず雪が少ない冬になり、寒さのどん底も過ぎたような穏やかさだ。
いや、油断していると嵐はもう一度くらいやってくるのかもしれないが・・・・。

10年ほど前になるが、入院中の母がインフルエンザに罹ったことがあった。
院内で感染したもので、アイスクリームなら食べたいと言うので、売店にせっせと通い、アイスを食べさせていた。
まだ70代だったからかもしれないが、アイスクリームの栄養で母は数日ですっかり治っていた。
あの時も確か一月だったように記憶している。

病気の時に限らず、アイスクリームは冬が美味しい。
本当に暑い時はねっとりとしたジェラートよりもシャーベットの様なさらりとしたもの、もしくはすっきりした飲み物の方がいい。

正月が終わった頃、冷蔵庫の野菜室で冬眠していた可愛いものを煮た。
暮れに産直に行った時、その香りと色と可愛さに思わず買ってしまった『アルプス乙女』
たくさん入って100円だった。
生でも何個か食べたが、小さい分剥くのが大変で、保存袋にいれてどうしようか考えていた。
何とかこの可愛い形をこのまま残せないか考えていた。
小さいがとてもいい香りで、産直の売場で手にしたら、隣に立っていた年配のご婦人が『これ食べられないでしょう、ただの飾りっこだもの。』と言ったのだ。
我が家でよく行く林檎園のおじいちゃんからちゃんと食べられる事は聞いていた。
『お菓子に使ったら可愛いと思って・・・』と言うと『あ~食べられるの?せば、めんこいお菓子になるな~』と微笑んでくれた。
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夜店で売っている林檎飴(でもこれは食べにくいな~)
形だけ考えると、丸ごとこれをパイシートで包んで焼くのもいいな~
マフィンにこのまま埋めて焼いたらどうだろう?
芯をとらないと食べにくそうだな~

とりあえず、丸ごとコンポートにしておこう♪
甘さ控えめにグラニュー糖を入れ、レモン果汁をたっぷり絞って完成した。
皮をむかすに煮たら、皮が自然につるりと剥け、煮汁に出た赤い色が林檎に染みた。

話は少しそれえるが、暮れに帰省した息子が品薄が続くウィスキーを持ってきた。
・・・・と言っても山崎のミニボトル。
我が家にあったものを散々飲んだので、このミニボトルは飲まずに置いていった。
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『とてもいい香りの美味しいウィスキーだからアイスクリームに少しかけて食べてみれば』と言ったのだ。

今日、アイスクリームにウィスキーを垂らし、アルプス乙女のコンポートを添えてみた。
このウィスキー本当にいい香りだ!
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アイスクリームは高級品でなくてもいい。
コンポートもスプーンですくってアイスクリームを絡めながら食べた。
暖かい部屋だからあっという間にアイスはとけるが、ほんの数分美味しい気分に浸った。

突然のアイスクリーム日和かな 今橋眞理子
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お弁当
 塩鮭のおにぎり
 野菜と豚肉の煮物、かぼちゃ、ほうれん草
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by hanamomo60 | 2019-01-31 19:31 | 美味しいもの | Comments(12)

大叔母の和え物

小学校に上がる年の三月、私は母方の祖父母と一緒に山形市に行った。
当時山形には祖母の一人きりの妹家族が転勤で行っており、久し振りに妹に会いに行く旅に私もついていったのだった。
本当の目的は山形で新しい仏壇を買うということだったそうだが、私は非日常の列車の旅にウキウキしていた。
おやつをいっぱい持って、ほぼ一日がかりの旅だった。
大叔母は当時50代はじめ、狭い木造の一軒家の社宅で暮らしていた。
着いて間もなく晩ご飯をご馳走になった。
たくさんご馳走を作ってくれ、子どもながらに楽しい晩ご飯だった。
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ご馳走の中に野菜の和え物があった。
私は大人が食べるような味を好む変な子どもだった。
さっとゆでた野菜が全部細く切ってあって少し酸味のある和え物だった。
これは私が子どもだったので、後年高学年になってから大叔母に聞いてわかった事だが、さっと火を通した千切り野菜に塩を振って焼いたしいたけが入っていたそうだ。
肉厚の焼きしいたけは今も私の大好物。
それをポン酢のようなもので和えたものだったそうだ。
焼きたてのしいたけが香ばしくて本当に美味しかった。
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自分で料理を作るようになって、私はこの料理の事を度々思い出し、作ってきた。
今なら和え物ともいえるが、美味しい和風サラダという呼び方も出来るかもしれない。

山形から帰って来たら秋田はまた冬になったようで少し悲しかった。
『雪が消えて、コンクリートが見えてきたら遊べるから』ときれいな模様のゴム鞠をお土産に買ってもらったのだが、真っ白い雪の上ではまだ遊べなくて悔しかった。
網に入ったゴム鞠を帰りの汽車(当時は電車ではなく『汽車』と言っていた)の中でぼんぼんついて何度も叱られたのも覚えている。(こういうことは忘れないものだ)
姉である私の祖母は93歳まで長生きしたが、その妹である大叔母は79歳で亡くなってしまった。

あの日のことを思い出しながら作った和え物
青梗菜、にんじんをさっとゆでて、焼いたしいたけを細く切り、三杯酢の酢を柚子酢に変えて和えてみた。マヨネーズも少しだけ入れ、こくをだした。
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それと牡蠣のご飯を炊いた。
三合のお米に300グラムの牡蠣を豪快に入れた。
味が濃くて美味しい、美味しい。
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by hanamomo60 | 2019-01-30 19:22 | 懐かしい事 | Comments(14)

いちご

ひとくちで食べられないよこの苺   ことり
 
今日未明秋田は大荒れだった。
雷と家が揺れるほどの風、そしてぬれ雪がだらだらと降った。
母と今日も冬篭りを決め込んで『暮らしの手帖』の最新号をめくりながら春を待とうと話していたら、『宅配便で~す』
大粒のいちごだった。
送り主は昨年初夏に我が家を訪ねてきてくれた懐かしい人のご両親からだった。
宅配便のお姉さんが『いい香りですね~』と嬉しい言葉を添えてくれる。
早速箱を開けると、本当に春がやってきたような色と香りが立ち込めた。
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うれしい、うれしい贈り物だった。
母にも箱ごと見せる。
寒の最中に配達された嬉しい春の色に母も笑顔になった。
お昼ご飯の後いただいた。
せっかくの大粒を頬張ってみたいと私は大きいままで、母にも大きめに切ってすすめた。
口いっぱいに春の味が広がった。
『甘いな~』と母も美味しそうに食べている。
いつもミルクを掛けて食べている母だが今日のいちごはそんなもの要らなかった。
いちごはミルクのような器に盛った。
秋田の雪の白と真っ赤な苺の赤、こちらの近況を知らせるお手紙を書こうと思った。

天窓より光のシヤワー苺盛る  德田千鶴子

今日は光のシャワーは皆無ですけど・・・・
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お弁当
 赤魚の粕漬け(友人から頂いた大吟醸の酒粕に漬け込んだもの)
 きんぴら、最後のコロッケ、にんじんのナムル、かぼちゃ
 菜めし
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by hanamomo60 | 2019-01-29 17:30 | 美味しいもの | Comments(14)

あま雪

昨日は晴れ間もあったのに今日は朝からどんよりと暗い空だ。
鉛色の雲がびっしりと空を覆って光がたりない。
母が出かける日なので私は忙しくキッチンに立っていたが、美しい夜明けの空はなかった。

母が出かけるころになって『あま雪』が降り出した。
いわゆる濡れ雪のことで、霙(みぞれ)のような水分の多い雪。
木に積もった白い雪はたちまちあま雪になって、白を失いみどりの木々となる。
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芽吹く木に芽吹かざる木に雪降れり 朝倉和江


お茶を飲もうと椅子に座ると隣家から雪が落ちる音がする。
のっていた屋根の雪があま雪で流されて落ちてきた。
窓硝子越しに落ちる瞬間をカメラにおさめる。
<暇人だな~と呆れながら>
電線の五線譜(実際は3線譜)にでたらめな音符が並んでいるようにも見える。
屋根の雪はしばらく落ち続け、庭にはあっという間に雪の小山が出来た。
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あま雪は雨雪、水雪ともいい、みぞれと言ったりもする。
先週の初めよりかなり気温が高くなっている。
昨日お店で生の鰊を買った。
秋田ではにしんのことを『かど』と言うので『春かど』と呼ぶ。
お正月にはこの鰊の卵である『数の子』を食べたばかりなのに、もう生の鰊が獲れる季節になったのか。
幸い二尾とも数の子入りだった。
うろこがびっしりと付いていて新鮮そのものだった。
外はまだ寒いが、春の食物が少しずつ出てきて嬉しい。
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焼いてお醤油をかけて食べた。
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お弁当
 秋刀魚の生たらこ煮、ゆでたまご、ちくわ入りきんぴら牛蒡、漬物
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by hanamomo60 | 2019-01-28 19:06 | 自然 | Comments(12)

どんど焼き(左義長)

一月もあとわずかになった。
いくらなんでも初詣は一月中に行かなくてはと思い三吉神社に出かけた。
神社の近くまで行くと、たくさんの人が破魔矢などをかかえて帰ってくるのに会った。
今日は『どんど焼き』だった。

朝から雪が降っていたが、神社に着くとからっと晴れて青空になった。
きりりと冷えた日の杉の美しさは格別だ。
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鳥居をくぐり、手水の柄杓を手に取ると凍っていた。
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本殿に進みお賽銭を入れる。
この日だけがんばって高額の賽銭を入れても神様は普段の事をお見通しだから極小額だ。
ガラガラと鈴を鳴らし、お参りを神様に知らせ拝んだ。
これも欲張ってはいけない、一つだけ『今年も健康で過せますように』
遠くにいる家族のこともお願いする。

左手の急な階段を下りていくとどんど焼きの炎が見えた。
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受付でお焚き上げのお金を納めるようになって数年。
私は持っていかなかったので、今日は見学だけ。

炎の中には大きなだるまさんも見えた。
願いは叶ったのだろうか。

左義長に投ぐ満願の福だるま 佐藤貞子
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晩ご飯
 やりいかの塩焼 ほうれん草長芋がけ
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by hanamomo60 | 2019-01-27 19:57 | 季節の行事 | Comments(2)

ご近所づきあい

一昨日夕方、入院中の近所の友達から電話がかかってきた。
ご主人が一人で留守宅を守っているが、何回電話しても出ないので、電気がついているかどうか見てきて欲しいと言う電話だった。
早速行ってみると、電灯はついていない。
でも、車がなかったので、外出中だとわかった。
すぐに彼女に電話し『外出中だった』と伝えた。
彼女は『こんな事頼んでごめん!』と何度も私に謝った。
ご主人は最近病気をしたので、電話に出なかったので倒れているかと思ったりして心配したらしい。
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それから少しして、灯りが付いたかどうか見に行き。もう一度彼女に電話した。
友達はとても恐縮しているが、これくらい『お安い御用!』
『私ができる事なら何でもやるから気兼ねしないで言ってね!』と伝えた。

ご近所づきあいは付かず離れずがいいが、こんな時頼み合える人がいるのは心強い。
夫も雪かきを手伝おうと張り切っていたが、今は雪が少なく出番がない。
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今日、ご主人を訪ねてみるとお元気そうだった。
あの日はとても寒い日で、道路がつるつるに凍っていた。
『もっと暖かい時間に買い物に行くように!』と叱られたそうだ。(笑)

『何か手伝うことがあったら遠慮しないで言ってください』といって帰ってきた。

近所づきあいは難しい。
あまり入り込んでも、いいお付き合いが出来なくなる。
だけど困った時、こうして頼める近所がいるととても心強い。
迷惑だろうから・・・・・とそればかり考えないで、助け合えるところはこうしていく事も大切な事だな~と思った出来事だった。
それには普段からお互いいい関係でなければならない。
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コロッケ♪
今朝、夕べのラジオ深夜便の録音を母と聞いていたら、作曲家の大島ミチルさんが思い出の味を語っていた。
一番好きな食べ物は、お母さんの手作りコロッケだと話していた。
いっぱい揚げて、次の日はお弁当に入れてもらったらしい。
冷めても、とても美味しかったそうだ。

母のコロッケも美味しかった。
『コロッケ食べたい?』と聞くと『食べたい』という。
遅い昼ご飯の後、じゃがいもを蒸かして作った。
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母用のコロッケにはじゃがいも・炒めた玉ねぎとにんじんだけ、私たちのコロッケには美味しい牛肉をたっぷり入れた。
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今日は寒気がゆるんで青空だった。
少し雪がある歩道にも日がさしてまぶしかった。
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by hanamomo60 | 2019-01-26 22:27 | 日々のこと | Comments(16)

雪垂る(しずる)

晴れてゆく刻々のあり雪しづり 稲畑汀子

寒さが幾分和らいだ。
日がさしてくると、屋根の雪が落ち始めた。
木や屋根に積もった雪が落ちる事を『雪しずり』というそうだ。
冬の季語で、美しい言葉だな~と思う。
南側の屋根の雪が大きな音を立てて地面に落ちる。
勢いが付いてざーっと落ちる雪もあれば、静かに擂り落ちてきてこんな風に垂れ下がってくる雪もある。
ザーゴロゴロ ざーごろごろと屋根の雪が落ちてくる。

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午後内科の先生が往診してくださった。
今日も『食べることは大切』という話題が出た。
ならば私はせっせと作ろう♪

じゃがいもとにんじんを蒸し、きゅうりと玉ねぎを刻みゆでたマカロニと和える。
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海老にはんぺんをまぜ焼いたものを焼く。
蓮根をすりおろし、小さな海老と青紫蘇を刻んで混ぜ、油で焼いた。
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髪を切る
母の髪が伸びてきて邪魔になったので、今日はカットをした。
その後シャンプーをし、お茶を飲んでいるところ。
グレーヘアーには明るい色の服があう。
ピンクのモヘアのセーターをプレゼントした。
「ばあさんがこんな可愛い色~」なんて照れながらも、結構嬉しそうだ。
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by hanamomo60 | 2019-01-25 21:44 | 日々のこと | Comments(8)

志村ふくみさん

寒の底は果てしなく続く。
今日も寒い、寒い一日だ。

録画して気になっていた番組があった。
ETV特集 ふたりの道行き「志村ふくみと石牟礼道子の“沖宮”」

冬籠りの日々、さっそく見る事にした。
二人は30年ほど前、週刊誌の対談で知り合い、手紙のやり取りをするようになったそうだ。

石牟礼さんは水俣に関わり始めてから、日本の近代を考えざるを得なくなったという。
2011年に東日本大震災が起き、志村さんもショックを受けた。

石牟礼さんは『文明とは何か、人類の行く末はどうなるのか』と話した。

自然の草木を使ってすばらしい染物を作り出している志村さんも同じ思いだっただろう。

石牟礼さんは死の直前、新作能『沖宮』を完成させ、その能装束を志村さんに染めて欲しいと托した。

新作能 『沖宮』の簡単なあらすじ
『江戸時代の初め、天草の人々を干ばつが襲った。
雨乞いのいけにえとして『あや』という少女が差し出されることになった。
あやの死出の道行きを共にするのが、天草四郎の亡霊。
二人の魂が向かうのは海の底にあるという沖宮。
そこは死の世界ではなく、すべての命の『はは神』がいる蘇りの場所だ。』

志村さんは少し体調を崩されていたが、久し振りに糸を緋色に染める。
あやの装束にするため糸は緋色にそめられた。
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糸は織り機にかけられ一枚の布になる。
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あやの装束
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天草四郎の装束は『臭木』で染められた。
白神の山で私も見たことがある『臭木』
がくもその中の実もうつくしい。
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染まった色は『水縹(みはなだ)色』
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2018年10月、石牟礼さんが住んでいた熊本で新作能 沖宮のされ、その後京都の公演に志村ふくみさんの姿があった。
志村さんは舞台に向かって静かに手を合わせていた。
天国の石牟礼さんに、そしてこれからのこの国の安寧を祈っているように見えた。
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ずっと前に母から手渡された志村ふくみさんの本
久し振りに読んでみようと思っている。
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お弁当
 添加物なしのアミ海老が売られていたので、それで炒飯をつくった。
 大根の煮物とほうれんそうのベーコン巻き
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by hanamomo60 | 2019-01-24 16:06 | | Comments(18)

朝6時、Yシャツのアイロンがけをする。
しだいに明るくなってくるこの時間の空を見るのが大好きだ。
まだ青さの残る西の空には紙のような月が見えた。
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時折 向こうに見える森から雪煙が上がる。
どさっと落ちる時もあれば、風が吹いてふわ~っと粉が舞い上がるようになるときもある。
そんな様子を『雪しずり』と呼ぶそうだ。

雪しずり水色の空に鳥の音 金子皆子

階下に行き、朝ご飯を作り始めると雪が降り始めた。
静かに、静かに雪がふっていた。
お昼近くの森の様子。
まだ木の形がはっきりと見えた。
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三時頃、雪が激しくなった。
それほど寒くないから降っている雪は湿り気の多いぬれ雪だと思う。
森がぼんやりとしか見えない。
でもこれが一月の下旬の本来の天気だ。
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午後、郵便受けを見に行くと数通の葉書や封書が届いていた。
紙がじっとりと湿気を帯びて雪の匂いを纏っている。
雪には匂いはないはずだが、生き生きとしたフレッシュな雪の匂いがした。

小包の濃き雪の香をほどきけり 椿和枝

ほぼ一日中降り続く雪を見て暮れに行った海沿いの集落を思い出した。
小高い山の上に一族のお墓が立っている場所があった。
お墓は肩を寄せ合うように立っており、強い風が吹いたりすると周りの木々から雪が落ちて煙っていた。
小山は少し高い山に囲まれ、柿の木には赤い実がたわわに実り、その向こうには畑もあった。
あの場所にはかなり雪が積もっただろうと思った。

雪来るか肩寄せてゐる墓の群 生田作

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晩ご飯
大根と豚コマ肉の煮物(大根、にんじん、玉ねぎ)
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赤魚を酒粕に漬けたものを焼き、牡蠣のお吸い物を作った。
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by hanamomo60 | 2019-01-23 20:48 | 自然 | Comments(10)

女正月

冬籠りの日々は続いている。
先日母に『食べたいものある?』と聞いた。
母の答えは『ぼた餅』だった。

今日は訪ねてくる人もいないし、もち米を二合水に浸けた。
冷凍庫から年末に作ったあんこを出し、ストーブの前に置いた。
一色だと彩りに欠けるので、きなこ餅も作った。
今日のお昼はぼた餅で女正月をした。
添えたのは暮に漬物名人から送ってもらった『茄子の花寿司』
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梅の花が描かれた鼠志野の菓子鉢に四つ盛った。
正月花の千両がまだきれいなので一枝添えた。
小さなぼた餅を5口ほどに分けて慎重に食べてもらう。
炊き立てのもち米はやわらかく、母もむせることもなく三個完食。
『美味しいなあ~』を何回言っただろう。
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女正月 夜の部
海老をいっぱい入れてかき揚げを作った。
野菜は玉ねぎ、にんじん、青紫蘇を入れた。
さっくりと揚がって美味しかった。

天ぷらの海老さつくりと女正月  鈴木恭子
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久し振りにひじきの煮物、玉ねぎを入れると甘味が出て美味しい。
私は赤ワインを一杯だけ飲んだ。
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サラリーマン川柳100選から
私の好きな川柳を五つ選んでみた

朝ラッシュ ランチ満席 夜一人 生一丁喜んで

俺四番 野球じゃなくて 風呂の順   ぽん吉

叱(しか)っても 褒(ほ)めても返事は 「ヤバイッス!」  国語辞典

インスタで 妻のランチを 二度見する   田中十字路

夕飯で 分かる明日の お弁当  じゅん

最後のじゅんさんの川柳・・・・・夫のお弁当にも結構前の日のおかずを入れてしまう私。
でも毎日のことだから、それも仕方ないでしょう、じゅんさん!

今日のお弁当
 明太子と塩鮭のおにぎり
 ひじきの煮物、じゃがいもと海老のソテー、ブロコリー、かぼちゃと煮豆
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by hanamomo60 | 2019-01-22 20:59 | 季節の行事 | Comments(8)


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