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おはぎ

明日がお彼岸の中日だが、母が不在の日なので『彼岸のおはぎ』を今日作った。
十勝産の小豆500グラムでかなりの漉し餡が出来た。
おはぎ_b0397181_15584798.jpg

秋のおはぎの楽しみは生の枝豆の時期なので『ずんだおはぎ』が作れる事だ。
今回枝豆の薄皮を剝がずにブレンダーをかけてみたが食べるのに支障はなかった。

こしあん、ずんだ、きなこ、ごまの四色のおはぎになった。
こしあん以外のおはぎには小さなあんこ玉が入っている。
そして半ころしのもち米には少々の塩が混ぜてある。
小雨の庭から梅もどきの紅い実を切って飾った。
おはぎ_b0397181_1673150.jpg

おはぎを楽しみにしていた母だが、今年は何個食べられるかな?
市販のおはぎは小さいが、我が家の餅は結構大きい。
あんこは外せないし、ずんだ、ごま、きなこ全種類食べてみたいようなので、半分にして盛り付けた。
夫と母は大の甘党だが、どっちつかずの私は甘いものだけのお昼ご飯はちょっと苦手なので、大根を昆布で薄味に煮たものを作った。
去年は途中からおにぎりを食べたような記憶がある。
おはぎ_b0397181_16113892.jpg

向こうに渡ってしまった人とこちら側の生きている人が声にならない対話をする彼岸。
四人の祖父母、父、義父母そのまた前の代まで遡るとすごい数になる御先祖様方。
向こうに行っても会えるのだろうか?
会いたい人、もう会いたくない人、早くに逝ってしまった友達・・・・・おはぎを丸めながらそんなしょうもないことを考えていた。
御先祖様には一輪の秋海棠の花を生け、みんなで仲良く食べてくださいとあんこのおはぎを一つ供えた。
まだこちらでがんばって生きている母は大好物のおはぎを美味しそうに完食した。
是もまたうれしいことのひとつだと思った。
あちこちにきな粉こぼして秋彼岸   中山純子

おはぎ_b0397181_16455355.jpg

by hanamomo60 | 2019-09-22 16:49 | 季節の行事 | Comments(14)
Commented by pass8515 at 2019-09-22 17:03
ずんだのおはぎ。特にこちらでは見ないので、美味しそうだなと思って、拝見しました。
いくらでもいけそうですね。

せっかくのお彼岸の三連休ですが、台風が心配ですね。
Commented by unburro at 2019-09-22 18:06
おはぎ満開!お見事です!

momoさん家の、ご先祖様は幸せですね〜

ご先祖さま、の事を考えると、有難い、と同時に
若干のプレッシャーも感じます。

こんな国にしてしまって…
こんな私で、良いのでしょうか…
などなど…

でも、前を向いて行こう、と思えるのも
ご先祖様あればこそ、ですね。
がんばろう!
Commented by mosaku319 at 2019-09-22 22:11
まるで和菓子屋さんのおはぎのように調ってますね。
味は勿論見た目も美しくて・・・・
娘についももさんの画像を見せて我が家のテーブルの上のおはぎというよりでっかいぼた餅を指を指して笑ってしまいました。もうブログに載せちゃったよねと娘(苦笑い)
母もゴマと砂糖で火にかけて?練っとりとさせて作ってとても美味しかった思いでも。
いつも誰かが美味しいの作ってくれたりしてたのですが突如、思い付きで作った私のおはぎ?笑わないでくださいね(笑)喜んで食べてくれたと云うよりはお情けだったような(ФωФ)
Commented by aomeumi2 at 2019-09-23 09:09
青目
ずんだ餅のことは、宇野千代のエッセイで読んだことがあり、おいしそうだなと想像していました。一度も食べたことがありません。東京も、デパートならあるのかしら・・・。
私も、甘いものをお昼に・・・は、無理です。酒のつまみは案外いけるかも ?
Commented by saheizi-inokori at 2019-09-23 10:11
うちは買ってくるおはぎ、きようはありつけるかな。
Commented by PochiPochi-2-s at 2019-09-23 10:36
おいしだろうなぁ。
おはぎの美しい写真を見ていて思わずゴックン!
うちは珍しく(?)3番目の義姉がお供えに持ってきてくれました。
ありがたくいただきましたよ。

台風による暴風は?
こちらは大したことがなく過ぎそうです。
Commented by こんの at 2019-09-24 07:23 x
おはぎ  美味しさはもちろんですが
hanamomoさんのおはぎにはアートさえ感じます
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 15:35
> passさん
こんにちは。
秋田の枝豆は秋口のものほうが美味しいので、秋のお彼岸は必ず作るようになりました。
お餅は少しでずんだをたっぷりのせます。
ずんだあんもいろいろな作り方があるようですが、私は風味を生かしたいので餡子のように練ったりしないで、枝豆にお砂糖、塩を入れて滑らかになるまでブレンダーをかけるだけです。
あまり甘くもないので野菜感覚でいただけます。
台風は大したことなく通り過ぎてくれました。
実りの秋なので、心の中でありがとうといいました。
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 15:45
> unburroさん
こんにちは。
おはぎ満開・・・・この言葉なかなかいいですね。
このおはぎは御先祖様というよりも現世にいる母や夫のために作っているような気がします。
言い換えると御先祖様がおはぎを作って食べる口実になっているような感じなのです。

先日来た叔母は『え?あなたおはぎ作ったの?すごい!(えらいとは言わず)買えばいいのに!』と言ったのです。
でも、帰るとき『それ食べたかったな~』と言っていました。(笑)
母の妹なので、みんな私のおばあちゃんのおはぎを食べていた人ですからね!

そうです!いい方に解釈しましょう。
私もお彼岸やお盆、命日くらいしか意識しないような不届きものです。
でも、今の世に生きる私たちも忙しい!
だから、できる範囲でいいと思います。ね!
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 15:51
> mosakuさん
こんにちは。
今日はいいお天気でしたね!
洗濯物もからっと乾きました。

和菓子屋さんというほどではありませんよ。
まあ、お嬢さんも見てくださったの?
よろしくお伝えくださいね。

おはぎは絶対粒餡!という人もいますけど、我が家はみんなこしあんが好きなのです。

>母もゴマと砂糖で火にかけて?練っとりとさせて作ってとても美味しかった思いでも。
そうですか!胡麻が大好きという人もいますよね。
私も春と秋の彼岸には母のおはぎが届いていましたので作った事がなかったのです。
いただくとそうなりますよね。
mosakuさんのおはぎ、とっても美味しそうでしたよ。
しっかりすり鉢でもち米をつぶしていましたよね。
私も母の家から大きなすり鉢持ってこようと思いました。
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 15:56
> aomeumi2さん
こんにちは。
ロックがスイスに帰るのですね。
私まで寂しくなりました。でもとことん考えた結果なのでしょうね。

宇野千代さんのエッセイにずんだ餅のことが書いてあるのですね。
市販のずんだもちはしろあんにずんだを混ぜているのが多いせいか、甘すぎる気がします。
上の返事にも書きましたが、私のずんだあんは枝豆、砂糖、塩のみです。
美味しい枝豆で作るとしっとりして、なかなか美味しいものです。
>甘いものをお昼に・・・は、無理です
やっぱりそうですか?
私は甘いものは酒のつまみにも無理かも。
果物・・・とくにいちじくやなし、りんごはワインの時は食べますが。
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 16:01
> saheiziさん
こんにちは。
東京へ行くといつも思った事ですが、大都会なのに、細い路地においしいちいさな和菓子屋さんがありますね。
知らない道を歩いているとふとそんなお店を見つける楽しみがあるのです。
おはぎは召し上がりましたか?
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 16:06
>PochiPochiさん
こんにちは。
このおはぎのもち米は昨年秋に出かけた小さな集落で栽培した天日干しの『絹のはだ』です。
御馳走したいのですが、生ものなのでごめんなさい。
お義姉さんがおはぎを持ってきてくれたのですか?
それはよかったですね。
母が言うのですがもう40年も前にこちらのデパートの『京都の旨いもの市』でおはぎが一つ250円ほどしてたそうです。
母はそれを買って食べ、きなこや胡麻のおはぎのお餅の中に小さな餡子を入れて作るのをまねしたそうです。
今私もそれを受け継いで作っています。
なかなか美味しいです。

台風はお蔭様で被害が少なくて済んだようです。果樹や米の被害、少しはあったようですけど。
Commented by hanamomo60 at 2019-09-26 16:07
>こんのさん
こんにちは。
それは褒めすぎです。
あんこは仕上がりに入れる一つまみの塩で美味しくなるような気がします。
とても食べやすくなります。
コメントありがとうございます。


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