人気ブログランキング | 話題のタグを見る

春嵐

不要不急の外出避けよ春嵐  岡田桃子

駅前のデパートの玄関に飾られた春の花を見たくて強風の中出かけた。
昨夜から春の嵐のような風が吹き荒れていたので、行くのをちょっとためらったが、気分転換になればと出かけた。

玄関先は春の花で華やいでいた。
春嵐_b0397181_15204927.jpg
近付くとこんな感じ!雪柳の枝のアーチがアクセントになってとてもいい!

春嵐_b0397181_15203731.jpg
様々な色のラナンキュラスが使われていたが、紫の大輪もあった。
薄いオーガンジーのような花びらが重なっているこの花が大好きだ。
春嵐_b0397181_15204360.jpg
チュウリップ、スイートピー、薔薇、レースフラワーなど春の花を総動員させた花のオブジェはうっとりするほどきれいだった♪
春嵐_b0397181_15203079.jpg
買った物
無印が10パーセントオフだったので、泡立て器を買う。
食料品のお店ではパスタとフォー、マツキヨによって歯ブラシ(息子のオススメ)とデンタルフロスを。
春嵐_b0397181_15194733.jpg

# by hanamomo60 | 2024-03-18 15:30 | Comments(0)

彼岸入り

3月中旬としては暖かい春彼岸の入り日となった。
彼岸入り_b0397181_20545495.jpg
彼岸の入りにはお赤飯を炊こうと母と約束していた。
ゆうべ、天甲あずきを煮てその煮汁にもち米を浸して寝た。
天甲小豆は黒ささげの事で、ささげという名前は豆の莢(さや)が天に向かって上を向き、その莢がとても強固であることに由来すらしいと地元の豆の専門店のHPに書いてあった。
さらに、ささげという名前も莢が供物をささげるように上を向いて生えることからつけられたという説があるらしい。
普通の小豆で炊いたお赤飯が明るい色をしているのに対し、天甲あずきで炊いたものは少し紫がかったお赤飯になる。
彼岸入り_b0397181_20551093.jpg
牛蒡とにんじんのかき揚げも作った。
子どもの頃、親戚の仏事にいくと必ずこの牛蒡とにんじんの天ぷらがあったような気がする。
精進料理だけどちょっとご馳走という料理だったのかもしれない。
牛蒡は水にさらさず、レンジにかけてから千切りにし、人参と合わせて揚げた。
もう一種類は玉ねぎとにんじん、乾燥桜海老、三つ葉のかき揚げ。
美味しい塩を一振りして食べたら、牛蒡の甘さや香りがよく分かった。
彼岸入り_b0397181_20551619.jpg
埼玉に住んでいた私の親友が亡くなってもう13年も経った。
自宅でたった一人で倒れて亡くなってしまった。
私はちょうど母が家に来た頃で、手紙とわずかばかりの香典を送っただけだ。

帰省した時に何度か我が家にも来てくれたが、それはまだ子供たちが小さかった頃の話。
埼玉の自宅に必ず来てねと言ってくれたが、訪ねることは叶わなかった。
先日もユーミンの曲を聴きながら思い出していた。
彼女の一番好きな歌は『ひこうき雲』だった。
彼女が亡くなった時、せめてもの救いはお母さまが重度の認知症で何もわからないままだったこと。
忙しいから帰省できないと思い、そのうちに彼女の存在もわからなくなったそうだ。
『夢の中でもいいからまた会いたいねYちゃん!』

友の声聞こえて来そう彼岸入 小沢えみ子
彼岸入り_b0397181_20550698.jpg
鰤の照り焼きと雪菜の菜の花のお浸し
彼岸入り_b0397181_20553425.jpg

# by hanamomo60 | 2024-03-17 21:12 | 季節の行事 | Comments(4)

暖かい♬

寒い間は起きてすぐにリビングのストーブをつけるが、その時ストーブに表示される室温が日に日に高くなっているのに気が付いた。
昨夜は10時半ごろ休んだが、今朝の室温は19度あった。
だから、湯を沸かしたり、朝ご飯の準備をする間ストーブをつけずにいた。
こうしてだんだん春になって行くのだな~。

暖かやただそれだけで幸せに  今橋眞理子

2月の末にお雛様に飾ったデンファーレの花がまだきれいに咲いている。
リビングの本棚の上の花に春の日差しが届いてとても温かそうだ。
暖かい♬_b0397181_16235790.jpg
さあ、朝ご飯!
今朝はお昼用のパン焼きがあるので、キャベツの卵炒めにした。
これは母も毎朝のように作ってくれたもので、玉子焼きを別にしないで炒めたキャベツに溶き卵を回しかけるもの。
たまごでキャベツがさらに甘くなって大好きな料理だ。

炊き立てのご飯に刻んだ梅干しを混ぜ、ジャガイモとねぎ、お豆腐の味噌汁には庭のばっけを浮かべた。
ばっけのいい香りがたって、春だな~と思った。
暖かい♬_b0397181_16240755.jpg
*********************************************************
母のリクエストで昼はパンを焼いた♬

私が慣れないせいもあるが、パンの時のおかずはとても面倒だ。
冷蔵庫には和食の作り置きしかないので、新たに作らなければならない。
南瓜スープを作ろうと、中くらいの玉ねぎを一個切って甘くなるまで炒めた。
胡瓜がないので、キャベツを千切りにし、塩もみしてしっかり水分をとり、玉ねぎのみじん切りとツナ缶を入れてマヨネーズとマスタードで和えた。
それからゆで卵を2個作り白身を小さなマッシャーで細かくした。
なんとこの作業の面倒なことよ・・・・でも食べる時はこれが美味しい。
暖かい♬_b0397181_16391255.jpg
こうしてできた今日のツナと卵のコッペパン。
暖かい♬_b0397181_16243853.jpg
母用に小さなシナモンロールも焼いた。
暖かい♬_b0397181_16242735.jpg
飴色になるまで炒めた玉ねぎはスープの味を引き立ててくれて母も夫もとても喜んだ。
胡瓜の代用と思ってキャベツを入れたツナサラダは思ったよりも美味しくて本当によかった。
暖かい♬_b0397181_16243431.jpg


# by hanamomo60 | 2024-03-16 16:32 | 自然 | Comments(4)

洗濯機

昨日はとてもきれいな夕焼けを見ることができた。
薄い茜色がだんだん濃くなり、最後には燃えるような朱色の空になった。
ちょうど夕方5時半ごろの事だった。

春夕焼万象夕日染めにけり  鈴木榮子
洗濯機_b0397181_16512781.jpg
新しい洗濯機が来た。
年末の頃から脱水の音がものすごくうるさくなっていた我が家の洗濯機。
先週お店に見に行ったらちょうどいいのがあって予約していた。
それが今日配達になった。

ちょうど10年使った前の洗濯機
洗濯機_b0397181_16462620.jpg

前の物と同じで洗える量は8キロだが少しずつ改善されていた。
一番惹かれたのが静音設計ということ、早朝に回したりするときは静かな方がいい。

洗濯機_b0397181_16453921.jpg
電化製品が次々と壊れるのはどうしてなのだろう。
考えられるのは、新築した時に新しい家電をそろえると壊れる時期も一緒になるからか?
先日私の大好きな番組『小さな村の物語 イタリア』を見ていたら、朗読会で集まっていたご婦人たちが雑談をしていたシーンがあった。

『そうですよね、我が家も冷蔵庫に続いて洗濯機もあやしくなって、今日新しいのと取り替えましたよ。』と私も会話の中に入ったような気持ちになった。


洗濯機_b0397181_16463889.jpg


# by hanamomo60 | 2024-03-15 15:17 | 日々のこと | Comments(6)

芭蕉の句

鎌倉に住む友人が春の和菓子を送ってくれた。
観光客でいっぱいになる前の散歩を楽しんだ帰り、和菓子屋さんに寄って送ってくれたのだった。
さくら色の包装紙をほどいてみると、掛け紙には一枝のさくらが描かれていた。
このお店は季節によって掛け紙び絵が描かれており、年末に別の友人から頂いた時は松が描かれていた。

一枝のさくらの絵には芭蕉の句も書かれていた。

春なれや名もなき山の薄霞   松尾芭蕉
芭蕉の句_b0397181_15092089.jpg

芭蕉は1684年門人千里を伴い初めての文学的な旅に出たそうだ。
その時に訪れた奈良の山を見て詠んだ句が上の『春なれや名もなき山の薄霞』
3月の奈良と言えば『修二会』とも呼ばれる東大寺のお水取り。
芭蕉もそのお水取りを見に出かけたようだ。
奈良には有名な山が多いが、名もなき山にも春の霞がたなびいて春になったのだな~ということを詠んだ。

芭蕉はその4年後『おくのほそ道』という紀行文を刊行する。
その折には秋田にも立ち寄り、象潟を詠んだ『象潟や雨に西施がねぶの花』は有名だ。

箱の中は春色の和菓子が並んでいた。
芭蕉の句_b0397181_15284848.jpg
私が選んだのはこのお菓子
芭蕉の句_b0397181_15291177.jpg
くちどけの良いさくら餡が入った生菓子だった。
外は今日もみぞれが降り、寒い一日だったが友人からのメールを読みながらそこまで来ているだろう春に思いをはせた。

調べて分かったことだが、芭蕉はみちのくの旅を終えた数年後50歳でこの世を去っていた。
伊賀で生まれた芭蕉がこれほどまでにみちのくに心惹かれたのはどうしてなのだろう。
そういえば、イギリス人の女性作家イザベラ・バードもみちのくに惹かれ芭蕉の約200年後に北日本を旅している。
『日本奥地紀行』にそのことは記され、私の住む「久保田」(秋田の昔の呼び名)の街の事も出てくる。
その頃秋田の川反のレストランでバードはステーキにありついたそうだ。
芭蕉の句_b0397181_15291745.jpg

# by hanamomo60 | 2024-03-14 15:40 | 日々のこと | Comments(2)


暮らしに花を


by hanamomo60

カテゴリ

日々のこと
美味しいもの

懐かしい事
自然
季節の行事

季節の木、花、草、鳥
おでかけ
思い出
うつくしいもの
記念日

検索

最新の記事

春嵐
at 2024-03-18 15:30
彼岸入り
at 2024-03-17 21:12
暖かい♬
at 2024-03-16 16:32
洗濯機
at 2024-03-15 15:17
芭蕉の句
at 2024-03-14 15:40

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月

最新のコメント

>mosakuさん ..
by hanamomo60 at 20:15
>もめんさん こん..
by hanamomo60 at 20:11
>mosakuさん ..
by hanamomo60 at 15:53
>さえさん 春は一..
by hanamomo60 at 15:50
>saheiziさん ..
by hanamomo60 at 15:43
>passさん こ..
by hanamomo60 at 15:39
>mosakuさん ..
by hanamomo60 at 15:36
手間暇をかけた甲斐があり..
by mosaku0320_j30 at 15:29
昇天なさって13年になる..
by ymomen at 06:02
>さえさん こんば..
by hanamomo60 at 21:03

最新のトラックバック

お気に入りブログ

夢見 油彦 の「ニッキは...
arinco's kit...
ぽー&きぃ
まさかり半島日記
TERVE !!
アナログの家が好き!高座...
えいじのフォト徒然日記
湘南発☆韓わん生活(ハウ...
梟通信~ホンの戯言
VANILLAな哲ちゃん...
毎日手紙を描こう★貰うと...
九十代万歳!  (旧 八...
草のいろ
更紗の国から
流木民
春のよき日に
おうち*
暮らしのエッセンス   ...
ハイチュウ Hai Trieu
はれ、のちくもり
お気楽散歩道 ...
押し花おばさんの気まぐれブログ
楽・遊・学・ビバ人生!!
リキシャで日本一周(写真...
明日晴れるかな
夢見る頃を過ぎても
一茎草花
ポルトガル便り~ヨーロッ...
おのひきだし
北鎌倉のお庭の台所・藤田...
とーちゃんの写真日記・・
光と影をおいかけて
模索中
山歩路通信―さんぽみちつ...
風と花を紡いで
あれこれ逍遥日記 Vol.2
春のよき日に vol.2
AKITTY's Room
驢馬の耳
風のとおる家から
花図鑑
桜さくさくほろ酔い日記
今が一番
春のよき日に vol.3
rin時日報3
ポルトガル便り~ヨーロッ...
流木民 第2話
花図鑑 *第2巻*
絵日記日和
創作ノート
北鎌倉のお庭の台所・藤田...
模索中2
Spice up MY ...
流木民 第3話

外部リンク

記事ランキング